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2012 年 2月 08 日
ブリュッセル時間 午前 10:09
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ロジスティクス
   
 

多くの企業がロジスティクス拠点をフランダースに置くのはなぜでしょうか? 不動産コンサルティング会社のクッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield)が、その問いに明確な答えを出しています。フランダースはロジスティクス拠点として欧州随一の立地にあり、その地位をこれからも維持していけるからです。

欧州物流センター、港湾事業者、港湾荷役会社、大手海運会社、グローバルロジスティクス企業など多種多様な物流業者がフランダースを活動の拠点としています。企業がフランダースを選ぶ理由は千差万別です。

世界屈指の海港を備えるという理由で選ぶ企業もあれば、確かなノウハウ、あるいは今後のビジョンに基づいてフランダースを選んでいる企業もあります。どのような理由であれ、フランダースであれば持続可能な収益性の高い成長を達成することができます。フランダースがロジスティクス企業から選ばれる10の理由は以下の通りです。



フランダースが選ばれる10の理由

1. 欧州の中心
2. 世界屈指の海港
3. 効率的な空港
4. 高密度の輸送網
5. 内陸マルチモーダルプラットフォームの最適活用
6. 戦略的産業の持続可能な成長
7. イノベーションのパイオニア
8. 確かなノウハウと専門能力
9. 業界への強力なサポート
10. ベルギー・フランダース政府貿易投資局・・・事業開始、拡大の支援


1. 欧州の中心

欧州の中心に位置するフランダースは、欧州の主要なマーケットに近接しています。周辺国はもとより、欧州全域、さらには世界各地への物流事業に理想的な拠点になります。企業にとって物流のスピードとコストが極めて重要であることは言うまでもありません。欧州市場のみならず世界中で事業を手がける大手ロジスティクス事業者や企業にとって、フランダースが理想的な立地である理由はそこにあります。

ご存知ですか・・・

日本郵船グループのNYKロジスティクスは、フランダースに4ヶ所、総延床面積8万5,000㎡超の倉庫を構えています。同社は可能な限り少ない中継で顧客へモノを届けることに努めています。

欧州の購買力の60%以上がフランダースの半径500km圏内に集中しています。フランダースは、パリやルール地方、ベネルクスなどの大規模マーケットに近接しています。


 
2. 世界屈指の海港

何世紀にもわたり、フランダースは貿易地域として発展してきました。北海の南端にある複数の海港がこの発展に重要な役割を果たしています。アントワープ(Antwerp)、ゼーブルージュ(Zeebrugge)、ゲント(Ghent)、オステンド(Ostend)の4海港を持つフランダースは、世界中のあらゆる物品を迅速に取り扱う理想的な海上輸送の玄関口です。フランダースの海港は、世界中の海運会社、港湾事業者、ロジスティクス事業者から高い評価を受けています。

ご存知ですか・・・

アントワープ港湾地区は、欧州最大の石油化学工業地域です。アントワープでは300種類以上の化学品が生産されており、世界で最も多様な石油化学クラスターです。

ブリヂストンは、ゼーブルージュ港で同社最大の欧州物流センターを操業しています。床面積8万7,500㎡、130万本のタイヤを保管でき、このタイプとしては欧州最大規模の倉庫です。

ゼーブルージュ港は、世界最大の新車積出港です。年間220万台以上の新車がこの港を通過しています。トヨタ自動車だけでも、港湾地区に面積42万㎡のロジスティクスサイトを構え、年間43万台の取り扱いが可能です。

年間50万トンの濃縮果汁が積み換えられるゲント港は、柑橘果汁取扱港として欧州最大、世界でも第2位の規模です。


3. 効率的な空港

フランダースは卓越した空港インフラを誇っています。欧州の中心に位置するブリュッセル空港は、常にトップチャートにある国際貨物空港です。オステンド・ブルージュ国際空港(Ostend-Bruges International Airport)は、世界各地に迅速且つ効率的に貨物を輸送できる最新のインフラ設備を誇るゼーブルージュ港とオステンド港に近接しています。

ご存知ですか・・・

ブリュッセル空港の2007年の貨物取扱高は約80万トン。同空港に拠点を置く貨物取扱企業は170社余を数え、欧州有数の貨物空港となっています。

オステンド・ブルージュ空港は、ゼーブルージュ港から25km足らずの距離にあり、オステンド港は目と鼻の先です。空輸-海輸、海輸-空輸のいずれにも適した空港です。

不動産コンサルティング会社キング・スタージ(King Sturge)の調査によると、フランダースの空港周辺の不動産賃貸料は欧州で最も低い水準です。


 4. 高密度の輸送網

フランダースの輸送能力は欧州随一と言っていいでしょう。フランダースの鉄道、道路、内陸水路網は、欧州で最も高密度に張り巡らされています。近代的インフラにより、内陸部にも短時間でアクセスできます。

ご存知ですか・・・

フランダースの鉄道ネットワークは世界第2位の高密度を誇ります。総面積1万3,700㎢に延べ1,700kmの鉄道網が張り巡されています。

フランダースの道路ネットワーク密度は世界1位です。フランス、ドイツ、ルクセンブルク、オランダの高速道路に直結しているだけでなく、フェリー及び海峡トンネルで英国ともつながっています。

フランダースは、全世界で最も高密度の河川・運河ネットワークを誇ります。さらにフランダースにある企業の80%が航行可能な水路から10km未満の距離にあります。

キューネ・アンド・ナーゲル(Kuehne+Nagel)社は、同グループにおいて欧州最大、世界でも第二の規模の倉庫をヘール(Geel)に構えています。海港・空港から内陸部までの充実したインフラはフランダースの大きなメリットのひとつです。

フランダースの大手ロジスティクス企業カトゥン・ナーシー(Katoen Natie)社は、280ヘクタールの用地に、内陸水路、鉄道、高速道路に短時間でアクセスできる大規模なロジスティクスセンターを開発中です。完成すれば140万㎡の流通センターができる予定です。


5. 内陸マルチモーダルプラットフォームの最適活用 

汎欧州物流事業の拠点としてフランダースに進出するロジスティクス業者の多くは、海港や空港の近くに拠点を構えますが、フランダース内陸部のマルチモーダルターミナルに近い立地を選ぶ企業もあります。用地の選定プロセスを合理化するために、VIL(フランダース・ロジスティクス協会:Flemish Institute for Logistics)は、Extended Gateway®コンセプトを開発しました。玄関口の延長という独自のコンセプトにより、企業はロジスティクスの総コストを最も抑えられる場所をフランダースに見つけることができます。ゲンク港(Port of Genk)、Laakdalの水運コンテナ・ターミナル(WTC)などの内陸マルチモーダルプラットフォームが、このコンセプトで不可欠な役割を果たしています。

ご存知ですか・・・

フランダースにあるナイキのEMEA(欧州・中東・アフリカ)物流センターは、Extended Gateway®コンセプトで成功を収めている物流施設の好例です。ナイキ製品の約90%がバージ船で搬入されています。物流センターはマルチモーダルターミナルに近く、またすぐそばにあるE313高速道路と鉄道は、欧州各地の顧客への配送に使われています。

Laakdalのアルバート運河(Albert Canal)にある水運コンテナ・ターミナル(WCT)は面積10ヘクタール、コンテナ8,000個を収容することができます。ナイキ、イケア(IKEA)、ボレアリス(Borealis)、BPケミカル(BP Chemical)、トヨタ自動車、ヒュンダイ(現代)、カネカ、ジョンソン&ジョンソン(Johnson & Johnson)など、周辺地域のほとんどの企業がWCTを活用しています。

ゲンク港は、ベルギー、オランダ、ドイツの国境近くにあり、欧州内陸部への効率的な輸送に最適なマルチモーダル内陸港です。

 

6. 戦略的産業の持続可能な成長

ロジスティクスは、フランダース経済に非常に重要な付加価値をもたらしています。ロジスティクス面の充実したサポートにより、フランダースの戦略的産業(自動車、化学、ライフサイエンス、食品)は、グローバルマーケットにおいて屈指の産業に発展しました。ロジスティクスのもたらす付加価値はフランダース内にとどまらず、欧州全域、さらには欧州を超えて広範囲に及んでいます。

ご存知ですか・・・

BASFグループで第二の規模を誇る生産基地がアントワープ港にあります。約600ヘクタールの敷地に50を超える統合型ラインの生産施設を備えています。

シェリング・プラウ(Schering-Plough)傘下のSentipharm AGは、40年前からフランダースに物流拠点を置いています。Boortmeerbeekにある同社の国際物流センターでは、世界約110ヶ国に完成品の輸送、倉庫、流通業務を手掛けています。

マツダは、欧州の自動車部品物流センターをフランダースに置いています。マツダモーターロジスティクスヨーロッパの倉庫面積は約5万1,000㎡で、同社の欧州事業のハブとなっています。

 

7. イノベーションのパイオニア

フランダースは、まさにパイオニアとしてロジスティクスの新しい流れを生み出しています。マス・カスタマイゼーション、リバース・ロジスティクス、インテリジェント・サプライチェーンなど、付加価値のあるコンセプトやテクノロジーに積極的に取り組んでいます。フランダースはまた、ロジスティクス分野の革新的なパートナーシップを通じて企業に競争優位をもたらします。テレマティクスなどロジスティクス産業に特化したソリューションを開発する革新的企業も多数進出しています。

ご存知ですか・・・

フランダースのWesterlund社は、林産物のターミナルおよびロジスティクスの世界最大規模のハブを有しています。継続的な投資を通して効率性を維持し、その成果は情報通信技術(ICT)ソリューションや港湾ターミナルのインフラに見ることができます。

ゲントに拠点を置くテイラーメード・ロジスティクス(Tailormade Logistics)社は、フランダースで最も急成長を遂げているロジスティクスサービス企業です。同社の成功の鍵は、最先端技術によるロジスティクスプロセスにあります。

フランダース企業のハッセンナーシー・ロジスティクス(Hessenatie Logistics)社は、最先端技術でERPプラットフォームをいち早くカスタマイズしました。このシステムは、倉庫・輸送管理用の従来のコンピューターシステムの域を超えたものになっています。

 

8. 確かなノウハウと専門能力

欧州物流センター(EDC:European Distribution Center)の運営は複雑化の一途をたどっています。梱包、再梱包、物品のキット化、組み立てなどの付加価値業務の重要性が増しているだけでなく、仕分け・梱包用のハイテク機器、製造・修理ラインまでもがロジスティクスセンターに設置されています。最先端のEDCオペレーションとプロセスの立ち上げ、そして管理ノウハウには、ロジスティクスと生産プロセスの効果的な組み合わせに関する高い専門能力が求められます。フランダースは物流のみならず、様々な分野で世界的に高い評価を得ている人材を提供できます。

ご存知ですか・・・

フランダースには400を超えるEDCがあります。100㎢あたり平均3ヶ所のEDCがあり、これは欧州トップの割合です。

フランダースのラークダル(Laakdal)にあるナイキのEMEAロジスティクスセンターは、床面積20万㎡、約50億ドルの品物を取り扱っています。欧州最大(ナイキ・グループ内では世界最大)の物流センターです。

DHLエクセル・サプライチェーン(DHL Exel Supply Chain)は、フランダースの約20ヶ所でEDCを運営しています。これらのEDCでは、売れ足の早い消費財、ヘルスケア製品、ハイテク製品、食品、ファッション製品など多種多様な品目を扱っています。

 

9. 業界への強力なサポート

フランダースは、ロジスティクス業界のすべての企業に対して、ニーズに即した政策を提供しています。例えば、フランダースにあるEDCを利用する企業、あるいは利用されなくなった工業用地や未開発用地をロジスティクス利用のために開発する企業を対象とした優遇税制があります。さらにフランダースの不動産賃貸料は欧州でも最も低い水準です。欧州でこれほど割安な物流施設用不動産は、フランダース以外どこにもありません。

ロジスティクス産業を支援するための政府主導のイニシアチブもあります。VILは、フランダースのロジスティクス産業の革新性を支える推進力です。またフランダース・ロジスティクス(Flanders Logistics)やフレミッシュ・ロジスティクス・プラットフォーム(Flemish Logistics Platform)などのイニシアチブは、政府、ナレッジセンター、経済界の間に活発な相互作用を生み出しています。フランダース政府は、ロジスティクス産業の発展を積極的に支援しています。

ご存知ですか・・・

フィナンシャルタイムズ・グループが発行する海外直接投資専門誌fDiで、フランダースは「European Cities & Region of the future 2010/2011(未来を担うヨーロッパの都市と地域)」の海外直接投資部門で欧州第2位にランクされました。

不動産投資・開発業者ユーリンプロ(Eurinpro)によれば、フランダースの不動産賃貸料は欧州で最も低い水準です。2006年、ベルギーのロジスティクス用不動産(一等地)の平均賃貸料は1㎡当たり年47ユーロでした。

クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield)の2008年欧州物流レポート(European Distribution Report)で、フランダースはロジスティクス事業の立地先として第1位となりました。ランキングは倉庫、土地、設備のコスト、および輸送システムの質、アクセス性などの要素に基づいています。同調査は、フランダースは少なくとも2019年までトップの座を守り続けると予測しています。


10. ベルギー・フランダース政府貿易投資局・・・事業開始、拡大の支援

ベルギー・フランダース政府貿易投資局(FIT)は、フランダースでの事業の開始または拡大を検討する外国企業にサポートを提供しています。経験豊富で多言語に堪能なスタッフが、欧州有数の経済圏であるフランダースに効率的かつ効果的に進出できるよう支援します。FITは世界95ヶ所にオフィスを構え、世界中どこからでも迅速な支援を提供できる体制を整えています。また、フランダース全土に活発なネットワークを有し、フランダースの現地情報もきめ細かく提供しています。

ご存知ですか・・・

・・・FITは、個々の企業に最適なロケーションの選定を支援します。.

・・・FITは、ナレッジ&コンタクトセンターとして貴社を総合的に支援します。

・・・FITは、助成金や支援策に関する有益な情報を提供します。

・・・FITは、法的要件の準拠を支援します。

 


更新日 02/07/2010 |  この記事を印刷する |  この記事を送信する トップに戻る
 
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