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研究機関の集積地
フランダースには大学のほかに、欧州トップクラスの研究機関が多数あります。その専門分野は、ナノテクノロジーから生命工学、燃料技術、メカトロニクスまで多岐にわたっています。以下、フランダースの代表的な研究機関を簡単にご紹介します。
IMEC(ナノテクノロジー)
www.imec.be
IMECは、ナノエレクトロニクスとナノテクノロジーの一流研究センターです。その研究分野は、次世代のチップやシステムの開発、アンビエント・インテリジェンスを実現するテクノロジーです。IMECの研究内容は、大学における基礎研究と、産業界での技術開発との橋渡しをするものです。加工やシステムのノウハウ、知的財産の蓄積、最新鋭のインフラストラクチャ、世界各地の企業・大学・研究機関との強力なネットワークがバランスよく調和しているため、未来に実用化されるテクノロジーの開発・改良において、IMECは重要なパートナーとなっています。IMECはルーベンに本部を置き、米国、中国、日本に連絡事務所があります。
IMECに関しての詳しい記事はこちらから 「特別レポート/ベルギー・フランダースのICT」 (「電子材料」2007年5月号より転載)
VITO(エネルギー、環境、資源)
www.vito.be
VITO(フランダース技術研究所:Flemish Institute for Technological Research)は、官民を問わず依頼主を重視した受託研究を行ない、エネルギー、環境、資源の分野で革新的な製品・プロセスを開発しています。研究分野は、輸送機器・燃料技術、環境毒物学、リモートセンシング/地球観測などです。すべての研究プロジェクトの中心にあるのは、環境を守り、エネルギーや資源の持続可能な利用を目指すということです。
VIB(バイオテクノロジー)
www.vib.be
VIB(フランダースバイオテクノロジー研究機関)には、フランダースの4つの大学から850人の研究者・技師が集まり、遺伝子工学研究を行なっています。その主な目標は、細胞・器官・有機体(人体・植物・微生物)内で起こる正常・異常な(病理学的)プロセスについて、これまでにない基礎知識を集めることです。これまでの研究の成果として、分子生物学、細胞生物学、発達生物学、遺伝学、ガン生物学、細胞死、血管形成、炎症疾患、免疫学、微生物学、神経生物学とアルツハイマー病、シグナル伝達、遺伝子発現と遺伝子機能制御、遺伝子機能学・プロテオミクス、植物の成長と発達、植物に関するシステム生物学・統合生物学、構造生物学、タンパク質の構造と機能の関係、などさまざまな分野でブレイクスルーを実現しています。またVIBは、若いバイオテクノロジー会社の「インキュベータ(育成支援機関)」となっており、その研究からは多数のスピンオフ企業が生まれています。
フランダース・ロジスティクス協会(Flanders Institute for Logistics)
www.vil.be
VIL(フランダース・ロジスティクス協会)は、地元のロジスティクス業界に長期的な支援を行ない、その競争力を高めるために設立されました。同協会の活動は、輸送モード、付加価値コンセプト、各種技術の研究と、さまざまな提携関係、さらには地元のロジスティクス産業とその基盤を継続的に整備することを中心としています。これらの分野での研究は、4種類に分類できます。現状調査、戦略立案ワーキンググループ、他国の団体・国際団体との協力、受託研究です。またこの研究所は、地元のための仕事のほかに、新技術のための国際的研究にも数多く関与しています。
学際ブロードバンド技術研究所
(IBBT:Interdisciplinary Institute for BroadBand Technology)
www.ibbt.be
IBBTはフランダース州政府の設立した研究機関で、情報通信技術全般、特にブロードバンド技術の応用を研究しています。IBBTの使命は、フランダースの産業界・州政府の主導によって、多彩な学問分野にまたがる研究を行なっていくことです。昨年末、IBBTはIMECや多数の企業と共同で、マルチメディアに関する知識プラットフォームを設立しました。他の共同事業としては、最近発表されたアルカテルとの研究提携があります。
フランダース・ドライブ(Flanders Drive)
www.flandersdrive.be
フランダース・ドライブは、ヨーロッパで、全欧州・全世界的なレベルで競争力を維持し、さらに高めるため、フランダース地域にある自動車関連サプライヤーの製品開発能力強化を目指す組織です。その設計試験センターでは、コンセプトデザインから最適化、テスト、認証までを行なっています。研究分野としては、バーチャル環境での製品開発から耐久テスト、環境テスト、路上テスト、ゴムと金属の特性テスト、計器、測定までをカバーしています。Bekaert、Bosal、LMS International、Tenneco Automotiveほか多数の企業と、業界団体であるアゴリア(Agoria)が設立したもので、フランダース州政府も支援しています。
フランダース・メカトロニクス技術センター
(Flanders Mechatronics Technology Center)
www.fmtc.be
フランダース・メカトロニクス技術センターは2003年、業界団体アゴリア(Agoria)と地域の主要メカトロニクス企業の主導によって設立されました。参加企業はAtlas Copco、Barco、Bekaert、CNH、ダイキン、EADS S&DE、Gilbos、Hansen Transmissions、LVD、Michel VAN De Wiele、Packo Inox、Pattyn Packing Lines、Picanol、Spicer Off-Highwayなどです。同センターは、機械の診断、モジュールマシン、高ダイナミックマシンについて、中長期の研究プロジェクトを進めています。またルーベン大学の生産工学・機械設計・オートメーション(PMA)学部や、フランダース・ドライブの設計センターとも協力しています。
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