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欧州で最も交通量の多い海域に面するオステンド港は、あらゆる種類の沿岸輸送船を受け入れる、文字通り多用途の短距離輸送港です。
インフラと組織の両面が近代化され、内陸部の工業化の牽引力となっています。
貨物、ロジスティクス、製造
オステンド港はフランダースの4つの海港の中で最も小規模ですが、英仏海峡を渡る旅客用フェリーの発着港として150年の歴史があります。その伝統を基盤として、貨物輸送、ロジスティクス、製造の拠点として着実に成長しています。港湾の発展に伴い、進出する企業の数も増えています。2007年の貨物取扱量は798万トンに達しました。
外港の近代化で最も重点を置いたのはRO-RO港施設の拡張です。オステンドは現在、英国行きの船舶交通の重要な近海ハブ港であり、年間約30万個のRO-ROユニットを取り扱っています。将来はさらにRO-ROバースを増やす計画です。
近海コンテナ船とフィーダー船の運航会社がオステンドを選んでいる理由は、優れた施設、短いトランジット時間、効率的なサービスにあります。
一般貨物は、オステンド港の港湾活動に欠かせない要素です。浚渫土砂は重要な輸入品で、ほかにも珪酸鉄、建築資材、木材、肥料などを輸入しています。2つのインナードックと外港にある複数の埠頭のほか、AG Port Oostendeの子会社プラセンダール(Plassendale)が運営する工業地区にはオステンド‐ブルージュ‐ゲント運河の埠頭があり、あらゆる一般貨物に利用されています。
道路、鉄道、海路、内陸水路、空路
海港のほかに、オステンドには国際貨物・旅客空港もあります。総合的な鉄道インフラ、欧州の内陸水路網に通じる運河、空港ターミナルに直結するA10‐E40高速自動車道により、マルチモーダル機能がより一層強化されています。
ロジスティクス事業と工業の発展
オステンド港は製造企業やロジスティクス関連企業向けに港湾の開発を続け、企業用地を広げています。プラセンダールが運営する企業用地には、新ドックに面したロジスティクス事業向けのシーゲート地区のほか、化学工業など特定の業態に合わせた5つの区画があります。
プラセンダール工業地区やグリーン・ブリッジ・サイエンス・パーク(Green Bridge Science Park)に進出するスタートアップ企業を支援する投資基金Amandine Fundも設けられています。基金規模は600万ユーロで、小規模企業は50万ユーロまで借り入れることができます。
最近この地区に進出した企業には、総床面積6,000平方メートルのロジスティクス設備を建設したカーペット流通会社のContinental Express Flooring Ltd.があります。またIcemarkは200万ユーロを投じ、海産物の出荷、再梱包、ラベリング、受注コールセンターなどのためのロジスティクス施設を建設中です。
オランダのエネルギー会社ONSとベルギーのElectrawindsは、廃棄料理油による代替発電プログラムに1,500万ユーロを共同出資し、現在、オステンド港に発電所を建設しています。
化学工場の用地共有
プラセンダール工業用地はプロビロン(Proviron)が所有、運営しています。敷地総面積は100ヘクタール、新規独立事業から共同事業まで幅広い選択肢を提供しています。化学製造業関係の熟練労働力も揃っており、電気・ガス・水道の供給から原材料調達、そしてエンジニアリング、安全管理、環境保全などの共同サービスまで幅広いサービスを提供しています。また、独立したメンテナンスサービス業者も常駐しています。
この工業用地は現在、プロビロン系列の2社とJM Huberが共同利用しており、アミン、芳香族化合物、塩化ブチル、クロロサルフォン酸、エチレンオキシド、H2S、金属ソーダ、オレウム/SO3、オキシレン、ピペラジンなどの原材料を取り扱っています。
(出典:オステンド港 http://www.portofoostende.be)
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