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国王アルベール2世…
第6代ベルギー国王アルベール2世は、兄である先王ボードワン国王の逝去により1993年即位しました。かつてはベルギー海軍の大佐、現在は同陸軍の総司令官を務め、海軍中尉と陸軍中将の階級を持っています。アルベール2世は、当時の国王レオポルド3世とアストリッド王妃の次男として、1934年にブリュッセルで生まれました。リエージュの王子時代には、ベルギー赤十字の総裁を40年近く務めたほか、ベルギー貿易振興会の名誉会長としても活躍しました。王位継承後は欧州各国を精力的に歴訪し、日本も訪れています。
写真:アルベール2世と今上天皇
パオラ王妃…
パオラ王妃の本名は、ドンナ・パオラ・ルッフォ・ディ・カラブリア。イタリアのフルコ・ルッフィ・ディ・カラブリア王子とルイサ・ガツェリ伯爵婦人の間に生まれました。1959年にアルベール王子(当時)と結婚。3人の子供を授かったパオラ王妃は、恵まれない子供たちのために「パオラ王妃児童基金」を設立するなど、児童福祉活動に身をささげています。また、王妃はAMADEのベルギー支部会長も務めています。これは1964年にモナコのグレース王妃が創設した国際基金で、世界中の子どもたちの人種や宗教の壁を超えた友好を目的にする団体です。
写真:パオラ王妃と美智子皇后
フィリップ皇太子
1960年に現国王アルベール2世とパオラ王妃の長男として生まれたフィリップ王子は、次期王位継承者です。王子は1999年12月4日、マチルド・デュデケム・ダコズ嬢(現マチルド皇太子妃)と結婚。これは20世紀最後のヨーロッパ王室結婚式となりました。2001年10月25日、お二人に第一子エリザベス王女が生まれました。ベルギーの法律では、今後たとえ皇太子夫妻に男子が生まれようとも、エリザベス王女が第一王位継承者となります。
写真:フィリップ皇太子とマチルド皇太子妃の結婚式
フィリップ王子は、ベルギー空軍でパイロットの訓練を受けた後、落下傘部隊に入隊。その後、オックスフォード大学トリニティ・カレッジに進学し、さらに米カリフォルニア州のスタンフォード大学大学院で政治学修士号を取得しました。1993年からは、ベルギー貿易振興会の名誉会長を務めています。
マチルド皇太子妃
フィリップ殿下の妻、マチルド皇太子妃は1973年、パトリック・デュデケム・ダコズ氏とアン・コモロフスキー伯爵夫人の間に生まれました。ブリュッセルで言語治療学を学び、1995年には同市内で診療所を開業しています。皇太子妃の父、デュデケム・ダコズ氏(現在は伯爵)は、ブラバント公国に12世紀から続く名家の末裔です。皇太子妃の母は1793年に初めてガリシア伯爵の位を授かったポーランド系の名家の血を引いています。マチルド皇太子妃は世界各国を旅行し、特に、インド、ネパール、中国、中南米諸国を頻繁に訪れています。
アストリッド王女
ベルギー王室の第二子、アストリッド王女は1962年に生まれ、1984年にオーストリア大公ロレンツと結婚、アメデオ王子、マリア・ラウラ王女、ヨアヒム王子、ルイサ・マリア王女の4人のご子息をもうけました。アストリッド王女はライデンの大学で美術史を専攻。さらにスイスのジュネーブと米ミシガン州の大学院で学位を取得しました。現在は、ベルギー赤十字の総裁職にあり、国内外でベルギー王室の代表として活躍するかたわら、人権問題にも強い関心を持っています。
ロラン王子
国王アルベール2世とパオラ王妃の次男にあたるロラン王子は、1963年にブリュッセルで生まれました。ブリュッセルの王立士官学校で学んだ後、海軍に入隊。ヘリコプター・パイロットとして栄えある「ウィングス章」を受勲し、潜水戦闘員の資格も得ました。現在は、司令官の地位にあります。海軍での訓練を終えたロラン王子は米国の大学に留学し、国際通貨基金(IMF)、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)などの各国際機関で実務経験を積みました。その後、王子は「王立持続可能資源管理研究所」と「無公害技術推進活動」を発足し、現在は「ロラン王子野性・飼育動物保護基金」の会長を務めています。
ファビオラ王妃
本名ファビオラ・モラ・イ・アラゴン。1928年スペインのマドリッド生まれ。ファビオラ王妃は、亡くなったボードワン先王の未亡人です。生涯を子どもたちと恵まれない人々の福祉活動に捧げ、「ファビオラ王妃障害者基金」をはじめ、今でも数多くの慈善事業に携わっています。また、アルベール1世の妃、エリザベス王妃が創設した文化活動も熱心に後援しています。
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