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世紀を超える醸造の伝統
ベルギーにおける醸造の伝統はおよそ1,000年も前にさかのぼります。今日、ベルギーは、伝統的なアビー(修道院)ビールから様々なフルーツビール、世界最高峰ブランドのひとつステラアルトワに至るまで450種以上のビールを製造し、名声を博しています。伝統、品質、種類、そして味。それが、グルメ志向のビール、ベルギビールのこだわりなのです。
発祥の地、修道院
醸造の技術は修道院で生まれ、今日でもベルギーの5つのトラピスト修道院がそれぞれ独自のビールを作り続けています。その他にも、名前が修道院(アビー)に由来するアビービールがありますが、現在は民間のビール会社が製造しています。
ベルギービールの種類は幅広く、国際的に有名なラガービールから、クリーク(チェリー)ビール、ホワイトビール、グーズビール、ブラウンビールやレッドビール、ファロビール、季節限定ビールなど多岐に渡ります。また、独自の味を際立たせるために、各ビール用にそれぞれ特別にデザインされた専用グラスがあります。ベルギーの酒造会社の中には、自社ビールの認知度を上げるために、世界各地に専門のパブやカフェをオープンしているものもあります。年間輸出量は総量にして約670万ヘクトリットルで、国内総生産量の43%を占めています。
グローバルなビール醸造会社
1366年創業の歴史を誇るインベヴは、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各市場をリードする大手国際ビール醸造会社です。世界有数の醸造量を誇り、世界の20以上の主要な市場で首位あるいは2位を占めています。本社はフランダースのルーヴェンにあり、ステラアルトワ、ヒューガルデン、ブラーマ、ベックスなど200種類以上のビールを揃えています。インベヴは、2004年にインターブリューとコンパニア・デ・ベビダス・ダス・アメリカス(アンベヴ)が経営統合して誕生し、従業員数は約77,000人、世界32カ国で事業を展開しています。
フェスティバルと博物館
フランダースには、醸造シーズンや醸造技術を祝うお祭りや様々な博物館があります。ポペリンゲで3年に1度開かれるホップ祭りや、コルトレイク、テッセンデルロ、アントワープ、ルーヴェンで毎年開かれるお祭りなどがあります。博物館には、ブリュッセル中心部にあるビール博物館、国立ホップ博物館、ブルージュにある中世様式のハウデン・ボーム醸造博物館、ルーヴェン醸造博物館などがあります。また、多くのビール醸造会社や修道院で見学者を受け付けています。
研究と開発
醸造の研究開発は醸造会社だけでなく、ルーヴェン大学の生物工学化学部にある「麦芽製造・ビール醸造研究室」でも行なわれています。同研究所は、教育機関としての役割のみにとどまらず、コンサルティング・アドバイスを通して科学的研究を実際の商品開発に応用、実用化しています。研究室は、本国ベルギーを含め、フランス、オランダ、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなど、世界各国の醸造会社とも提携しています。
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