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2010 年 7月 30 日
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労働問題
   
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フランダースの労働者は高い技術を持ち、意欲に溢れ、生産的です。欧州の3つの主要文化の交差点に位置することから、多くは言語に堪能で、オランダ語、フランス語、英語、ドイツ語を流暢に使いこなします。このセクションでは、企業の労働力に関連する法律問題を総合的にご案内します。

特に人材の募集と雇用、賃金、疾病手当、疾病休暇、社会保障、雇用終了、団体交渉に関する法規定、フランダースで就労する外国人幹部職員に関わる特殊事項を取り上げます。

労働問題

-人材の募集と雇用の提供

企業は人材の募集をどのように行なえばよいのですか?

最も簡単で費用もかからない方法は、フランダースの経済界で高く評価されるVDAB(フランダース政府職業紹介所)を利用することでしょう。VDABは政府公認の職業紹介所で、膨大なデータベースに登録されている個人と連絡を取り、企業に候補者を紹介します。これらのサービスは無料です。VDABはまた、労働市場で不足している技能を候補者に習得させる訓練や失業者の訓練も支援しています。

政府機関だけでなく民間企業も、大学キャンパスでの募集やイメージづくり、インターネット募集など、ベルギー国内のみならず欧州全域での人材募集を支援する多種多様なサービスを提供しています。企業はさらに、新聞や大学の掲示板に募集広告を出すこともできます。多くの紹介所がパートタイムとフルタイムの臨時募集をサポートしています。また幹部クラスの人材スカウト会社も多数あり、資格を持つ人材のニーズに対応しています。こうした幹部クラスの人材会社はベルギーの法律に準拠して許認可を受けています。

人材募集の際、ブルーカラーとホワイトカラーを区別するのはなぜですか?

法律上、被雇用者はブルーカラーとホワイトカラーに分類されています。この区別は全国レベルで行なわれ、被雇用者の見習期間、休暇、労災時の有給休暇、雇用の終了方法や期間、競業禁止条項や仲裁条項、解雇の場合の通知期間や補償に影響します。販売代理人や在宅勤務者など、一部のカテゴリーには特別な規則が適用されます。

ベルギーの産業委員会とはどのようなシステムですか?

ベルギーは、すべての関係当事者間の交渉に基づく労使関係のコンセンサスモデルを発展させてきました。この取り組みの結果として、フランダースは欧州で最もストライキの少ない地域に数えられます。それぞれの企業活動は、全国規模で設置される共同産業委員会(オランダ語でparitair comite`)の管轄に入ります。各委員会は同数の従業員代表と雇用者代表、また政府の代表者で構成されます。これらの代表者が会合を持ち、最低賃金や労働条件、特別保護、契約上の権利、保険などの労働問題について協議します。委員会の決定は業界の全企業に拘束力を持ち、ホワイトカラーとブルーカラー両方に適用されます。ブルーカラー労働者の場合は特に、契約上の多くの労使関係事項が委員会規則で決定されます。

企業がどの産業委員会の管轄に入るのかを決める要因は何ですか?

どの産業委員会に属するかは、企業の中核業務によって決まります。管轄する委員会など詳しい情報については、FIT(ベルギー・フランダース政府貿易投資局)にお問い合わせください。

-雇用契約

雇用契約に関する最低基準はありますか?

雇用契約書の作成は義務づけられていませんが、通常は推奨されていますし、特殊な雇用条件を適用する場合は契約を書面にしなくてはなりません。例えば、関係当事者が特定のプロジェクトやパートタイム業務で限定的な期間の雇用契約を結びたい場合は、契約書面が必要となります。契約期間を明示した書面がない場合、その契約は無期限の雇用契約に適用される条件に従うことになります。同様に、競業禁止条項や訓練条項、試用期間、従業員が在宅勤務の場合は協約破棄合意やパートタイム契約など、関係当事者が契約に特別な条項を入れたい場合も、契約書面が必要となります。契約書面がなければ、これらの規定は無効とみなされることになります。

法律はどのような雇用条件や雇用期間を義務づけていますか?

雇用条件は、以下のような法規定を厳守しなければなりません。

  • 雇用の試用期間は容認されていますが、ポストや報酬水準に応じて期間は限定されています。
  • 競業禁止条項は給与が比較的高額の従業員だけに認められており、許容範囲は厳密に規制されています。
  • 訓練条項は、訓練期間を限定しなければならず、特定の種類の訓練だけに認められています。また、訓練期間に雇用者が払い戻す金額を限定しなければなりません。
  • 仲裁条項は、企業の日々の経営を任せられるか、または法人の一事業部門で同様の責任を負う幹部職員の雇用契約に限り含めることができます。

-賃金

賃金はどのように設定されていますか?

通常は、各セクターの共同産業委員会がその業界の最低賃金を定めます。これらの最低賃金水準は、全国レベルで設定された指標に従い自動的に調節されます。

産業委員会が定めた最低賃金は、ベルギー企業の経営幹部にも適用されますか?

最低賃金は、すべての被雇用者に適用されます。幹部や上級管理職を含めすべての従業員に最低賃金を上回る賃金を支払うかどうかは、企業の自己裁量です。

労働許可を得るためには、以下の最低所得が必要となります。

  • 「指導的職能」の従業員は年間給与総額5万7,162ユーロ以上(2008年1月1日現在)
  • 「高度な資格を持つ」従業員(雇用期間は最長4年)は3万4,261ユーロ以上(2008年1月1日現在)

インフレ率を勘案し、金額は毎年調整されます。

-疾病手当と疾病休暇

疾病手当についてはどのような要件がありますか?

ほとんどの職業病(主として就労に直接的に起因する疾病)について、特別な国民保険が存在します。国民保険基金は雇用者と従業員が負担し、従業員が病気の間は国民保険から給与が支払われます。また雇用者は、国民保険で担保されない日数分の給与を従業員に支払わなければならない場合があります。ブルーカラーとホワイトカラーにはそれぞれ異なる規則が適用されます。

-休暇

従業員の休暇日数はどのように決められていますか?

従業員が取得できる休暇日数は、前年に業務を遂行した日数または月数(労働日数と同じ)で決まります。年間を通して週5日勤務した(ベルギーでは通常の取決め)フルタイムのホワイトカラー従業員は、翌年は20日の休暇を取得する権利が与えられます。

ブルーカラー従業員の場合は、年間の実質労働日数を基礎にして、週5日制で最大20日の休暇を取得する権利が与えられます。

新卒者または見習期間を終えた若年従業員には、一定の条件に従って追加休暇を取得する権利が与えられます。

共同産業委員会または個々の雇用者は、上記に加えて臨時休暇を与えることができます。

従業員は、休暇のほかに休暇手当を受けられますか?

従業員には、休暇手当を受ける権利があります。この場合も、ホワイトカラーとブルーカラーの従業員で次のような違いがあります。

  • ホワイトカラー従業員は、各休暇日に通常の報酬を得ることができ、休暇月の報酬の92%を受けられます。
  • ブルーカラー従業員は、休暇手当を雇用者から直接受け取ることはできません。前年給与の約15.38%に相応する報酬が、雇用者が拠出する特別休暇基金から支払われます。

13ヶ月目の給与は、団体協定により(または個別の雇用契約により)、ほとんどの従業員に通常はクリスマスに支払われます。臨時休暇を取得できる若年従業員は、臨時休暇の手当を国から受けることができます。ホワイトカラー従業員が退職する時は、雇用終了時に未消化の休暇日数分の特別休暇手当が支払われます。

従業員は公休日も有給になりますか?

有給の公休日は年に10日あります。元旦、復活祭の翌日、5月1日(レイバー・デイ)、キリスト昇天祭、聖霊降臨祭後の第1月曜日、7月21日(ベルギーの祝日)、聖母被昇天祭(8月15日)、万聖節(11月1日)、休戦記念日(11月11日)、クリスマスです。公休日が日曜日または平日の休日と重なる場合、団体協定で別段の取り決めがない限り、翌営業日が振替休日となります。

出産休暇と育児休暇についてはどのような規制がありますか?

出産休暇は合計で連続15週になります(多子出産の場合は19週)。出産前の1週間と出産後9週間の休暇は強制的です。それに加えて出産の前または後の5週間(多子出産の場合は7~9週間)の産休は任意になります。ただし産休は、場合によっては育児休暇にすることができます。産休を育休に振り替えた場合は有給とはなりません。産休手当は社会保障制度の特別基金から支払われます。従業員が妊娠した場合、雇用者は、妊娠とは無関係の正当な理由がない限り、雇用契約を終了することはできません。両親(母親または父親)は、子供の誕生後、6年間(子供が重度の障害を持つ場合は8年間)に、3ヶ月間の無給育児休暇を取得することもできます(養子の場合は別の規則を適用)。さらに父親は、子供の誕生から30日以内に10日間の特別育児休暇を取得することができます。この休暇については、最初の3日間の給与は雇用者が全額支払い、残りの7日間の給与のほとんどは社会保障制度の特別基金から拠出されます。

-社会保障

ベルギーの社会保障制度はどのような仕組みになっていますか?

ベルギーの雇用者によりベルギーで雇用されている者は全員、ベルギーの社会保障制度の対象となります。ただし、国際条約で別段の取り決めがある場合はその限りではありません。例えば、ベルギーに派遣された欧州経済領域(EEA)参加国の労働者は、限定的な期間(最長24ヶ月)、自国の社会保障制度に加入したままでいられます。さらにベルギーは、アルジェリア、カナダ、チリ、クロアチア、フィリピン、イスラエル、モロッコ、サンマリノ、トルコ、チュニジア、ユーゴスラビア、米国と二国間条約を締結しています。すべての雇用者は、RSZ(連邦社会保障機構)に登録することが義務づけられています。雇用者は、四半期毎に社会保障費の雇用者負担分を納めなくてはなりません。雇用者はまた、従業員が支払う社会保障費を源泉徴収し、Social Security Administration(社会保障局)に納めます。社会保障制度の資金は、主に雇用者と被雇用者双方から拠出されています。雇用者は、ホワイトカラー従業員については給与総額の約32~35%、ブルーカラー従業員については給与総額の38~41%を負担します。従業員は給与の13.07%を負担します。ベルギーの社会保障制度は、医療費、疾病休暇、失業手当、家族手当、出産休暇、法定年金を対象とし、英語圏諸国よりもはるかに広い範囲に及んでいます。

ベルギーの社会保障費は軽減されますか?

ベルギー政府は、社会保障費全体の軽減を図るために、いくつかのプログラムを導入しています。

外国人はベルギーの社会保障費負担を免除されますか?

ベルギーは一部の国と社会保障条約を締結しており、それらの国からの派遣者は、ベルギーで勤務する期間も自国の社会保障制度にとどまることができ、ベルギーの社会保障費負担は免除されます。

例えば、米国・ベルギー社会保障条約に従い、米国の社会保障制度に加入したままの米国人駐在員は、ベルギーの社会保障費負担を5年間免除されます。

欧州連合(EU)加盟国からの派遣者は、一定の条件が満たされれば、同様の免除を受けられます。一般的に免除期間は最長5年間です。2ヶ国以上のEU加盟国で同時に勤務するEU加盟国からの派遣者には、異なる規則が適用されます。

-雇用の終了

雇用契約の終了に関してはどのような法的要件がありますか?

従業員は、雇用終了に関する手続上の厳密な保護措置によって守られており、雇用者はこれらの規則を厳守しなくてはなりません。

ブルーカラー従業員の雇用終了にはどのような手続きを踏むのですか?

無期限で雇用されたブルーカラー従業員の解雇通知期間は、試用期間後の勤続期間により28日から112日の範囲です。ただし勤続6ヶ月未満のブルーカラー従業員の解雇通知期間は、個別の契約または団体協約により7日間に短縮することができます。また、共同産業委員会が特例の通知期間を認める場合があります。適切な通知を与えることを条件に、雇用者には雇用を一方的に終了する権利があります。ただし、従業員の態度や行動、または説得力のある経営上の理由とは無関係の解雇は、不当とみなされます。解雇が不当とみなされる場合には、6ヶ月の給与に相当する追加補償金の支払いが義務づけられます。

無期限で雇用されたホワイトカラー労働者の雇用終了にはどのような手続きを踏むのですか?

無期限で雇用されたホワイトカラー労働者は、雇用関係を終了する実質的な原因が労働者側になければ、合理的な雇用終了通知を書面で受け取る権利があります。雇用終了通知は、厳密な規則に従わなければなりません。

「合理的な通知」とは同種の就職先を見つける充分な期間があることを意味し、当人の勤続期間、年齢、職能、給与を考慮し決定されます。

-特定グループの保護

ベルギーでは、特定の被雇用者グループに特別な保護を規定していますか?

ほとんどの国と同様、ベルギーでも特定の被雇用者グループを保護しています。例えば、女性従業員の妊娠が雇用者に知らされれば、その女性には特別な権利が与えられます。

これには、女性従業員の妊娠を知らされた雇用者が妊娠を理由に雇用契約を終了することの禁止、また産休終了後1ヶ月間は雇用契約の終了を禁止することが含まれます。

従業員の身体的状態とは別の重大な理由により雇用を終了する場合は、特別な保護はありません。重大な理由が証明されず、従業員の妊娠を理由に雇用が終了される場合、その女性従業員は、通常の権利に加え、6ヶ月の給与総額に相当する補償金を受け取る権利が与えられます。

さらに、労働組合代表、労使協議会または同様の委員会のメンバーなど一部の従業員カテゴリーについては、その雇用契約の終了に関し、法律で特別な保護を受けます。

この保護は、当該の従業員が現在このような組織のメンバーであるか、過去の一時期にメンバーであったか、またはこれらの委員会の候補者であったかどうかに関わらず適用されます。

-従業員代表組織

会社はどのような内部規定と組織を設置しなければなりませんか?

ベルギーの法律では、すべての雇用者が就業規則を定めなければなりません。就業規則は従業員の承認を必要とし、職場に掲示されなければなりません。

平均100人以上を雇用する企業は、労使協議会(従業員代表組織)を設置しなければなりません。原則として、労使協議会は同人数の従業員代表と雇用者代表で構成されます。さらに雇用者は、事故防止や労働安全のための内部組織を設置しなければなりません。従業員が50人以上になった時点で雇用者は直ちに、衛生・健康・安全課題に対応するために、事故防止・労働保護に関する正規の委員会(予防保護委員会)を設置しなければなりません。

4年毎に代表者を選出し、これらの組織を更新しなければなりません。

労使協議会の責務は何ですか?

労使協議会は一般的に、企業の実際の経営には干渉できない諮問機関です。労使協議会は最低でも月1回は会合を持ち、労働条件や採用、解雇決定、社会法、団体交渉協約などの問題について協議し、勧告します。

労使協議会は、経営側と従業員側の協力関係を深めるためのイニシアチブを調査し、勧告を出し、労働安全法の厳守を徹底し、労働法の改正を図ります。経営側から報告を受け、それを労働者側に伝えます。経営者が事業を閉鎖する場合や人員削減(特別な手続きを要する)を検討している場合は、労使協議会と協議しなければなりません。

予防保護委員会とは何ですか?

平均50人以上を雇用する雇用者は、予防保護委員会を設置しなければなりません。予防保護委員会は従業員代表組織で、衛生、健康、安全問題について助言します。このような委員会が存在しない場合、その機能は労働組合が果たすことになります。


労働組合の役割は何ですか?

ほとんどの大陸欧州諸国と同様、ベルギーでも労働組合は重要な役割を果たしています。労働組合は産業委員会とも連携し、産業委員会は労働組合の代表を通じ個々の企業レベルで関与する場合もあります。

労働組合を設立するための工場または会社の従業員の最低人数は30~50人となります。ほとんどの業界で、同じ工場または会社内にブルーカラーとホワイトカラーの個別の組合が存在します。

-多言語問題

多言語問題に関する規則は何ですか?

多くの外国投資家をフランダースに引きつけている理由のひとつは、人口を構成する多様な文化、そして数ヶ国語がごく普通に職場で使われていることです。雇用契約書や従業員に関係する文書で使われる言語に関しては、様々な規則があります。

企業がフランダースに営業拠点を構える場合、労働関係の文書にはオランダ語を使用しなければなりません。営業拠点がワロン(Walloon)地域にある場合は、労働関係の事柄に使用する言語はフランス語になります。この規則に従っていない文書は無効となる場合があるので、十分な注意を払う必要があります。しかしながらベルギーの法律では、状況からして適切であれば、罰則なしで別の言語を補完的に使用することができます。

2ヶ国語圏のブリュッセルでは、従業員の母国語によってオランダ語かフランス語を使用することができます。ベルギーのドイツ語圏では、ドイツ語のみの使用となります。

ブリュッセル地域では、この言語要件を満たさない契約文書でも無効とはなりません。ブリュッセルおよびベルギー・ドイツ語圏においては、別の言語で作成された契約書を適正な言語版に置き換えることができます。

-外国人労働者に適用される特殊要件

外国人従業員の雇用に関して何か規制がありますか?

ベルギーでは、外国人従業員と雇用者の関係は、一時的出向か所属のいずれかになります。

一時的出向の場合、外国企業は事業活動の組織、再組織または統治のために従業員を一時的にベルギーに派遣するので、その外国企業との雇用関係が維持されます。従業員は外国雇用者に従属し、引き続きその経営者から指示を受け、報告しなければなりません。この従業員は、ベルギー企業の従業員とはみなされません。出向者は外国企業に籍を置いたままで、その外国企業から給与を支払われます。出向者はさらに、引き続き外国企業の社会保障制度に加入します。

所属の場合、外国人従業員はベルギー企業の従業員となり、その従業員名簿に載ります。この従業員はベルギー現地法人の指示を受け、ベルギーの経営幹部の権限のもとで職務を遂行します。また、ベルギーの社会保障制度が適用されます。以下の2つの条件のいずれかに該当すれば、ベルギーで規定される外国人幹部を対象とした税制上の優遇措置を受けることができます。

  • ベルギーにある外国法人の施設もしくは外国法人が支配する別会社で一時的に勤務するためにその外国法人から派遣されているか、または国際的企業グループの傘下にある外国法人から、同グループの別の会社もしくはグループの管理または調整事務所で一時的に勤務するために派遣されている。
  • 外国法人または国際的企業グループの傘下にある企業のベルギー子会社により、ベルギーで勤務するために雇用されている。

ベルギーに所在する企業または事業部門が外国人労働者を合法的に雇用するにはどのような文書が必要ですか?

原則としてベルギーの社会保障制度に加入せず、一時的または部分的に就労するためにベルギーにやってくる被雇用者、自営業者、(自営の)見習員はすべて、実際に就労し始める前に、特別な申告(いわゆるLIMOSA申告)をしなくてはなりません。この申告はインターネットで行なうことができます(www.limosa.be)。

外国人労働者はまた、ベルギーで合法的に雇用されるためには労働許可を取得しなくてはなりません(EEA参加国の国民は除く-EU新規加盟8ヶ国(ポーランド、ハンガリー、エストニア、ラトビア、リトアニア、スロバキア、スロベニア、チェコ共和国)の被雇用者については暫定的措置)。フランダースでは地域移民当局のVDABで申告します。この件についてもFITがお手伝いします。被雇用者が取得するBタイプ労働許可は最長1年有効で(1雇用者による雇用)、更新可能です。雇用者は、許可の取得と更新に責任を持ちます。

Bタイプ労働許可を持ち、10年の期間にベルギーで4年間雇用され(場合により2年または3年、一部の職種/役割を除く)、その間ベルギー国内に合法的かつ中断なく居住していたことを申請時に証明できれば、Aタイプ労働許可を申請することができます。
Aタイプ労働許可は無期限に有効であり、すべての賃金労働雇用に適用されます。

労働許可を取得するための最低賃金要件はありますか?

労働許可を取得するためには、被雇用者には以下の最低賃金が必要です。

  • 「指導的職能」の被雇用者は年間給与総額5万7,162ユーロ超(2008年1月1日現在)
  • 「高度の資格を持つ」被雇用者(最長4年間の雇用)は3万4,162ユーロ以上(2008年1月1日現在)

上記の金額は、インフレを勘案し毎年調整されます。

自営業の外国人にはどのような許可が必要ですか?

自営業の外国人は職業カード(professional card)を取得しなければなりません(EEA参加国の国民は除く)。これには多数の例外が規定されています。職業カードは、個人の最後の居住地の司法管轄にあるベルギー大使館または領事館に申請します。できれば、カード申請書に記載される活動を開始する6ヶ月前までには申請してください。

外国人従業員の移住にはどのような規則がありますか?

EEA参加国の国民以外で、ベルギーに3ヶ月行以上滞在し就労する者は、タイプDビザと呼ばれる在住許可を取得する必要があります。

このビザは通常、移住者がベルギーで就労することを許可する労働許可または職業カードを取得した後に交付されます。外国人労働者は、到着から8営業日内に、居住地の自治体に登録しなければなりません。在住許可を持つ労働者の家族は、連邦内務省(Federal Ministry of Internal Affairs)の外国人局(Aliens Department)から自動的にベルギー滞在を認められます。

駐在員の税制上の地位の申請書は、ベルギーで雇用された月または派遣された月から6ヶ月以内に雇用者が提出しなければなりません。


更新日 15/07/2010 |  この記事を印刷する |  この記事を送信する トップに戻る
 
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